町役場の先から海まで、今もがれきの山である。自衛隊や消防、ボランティアの支援も入っているようだが、片付け作業については人数的にはそれほど多くの人が働いているようには見えなかった。片付けが終わるまでにもまだ一月やそこらはかかるであろう感じだ。
駅周辺も、波にのまれて脱線した電車は撤去されたようだが、周囲はやはり瓦礫の山であった。それにしても、千べたに固定したあったはずの線路も根こそぎ消失しているのは驚くべきことである。線路の一部は本来あるべき場所から10メートルほど離れた田んぼのわきにまで流れてきていた。架線の類は跡形もなく、ATSの装置の一部とみられる電柱と箱がこれまた田んぼの中に、住宅から流れ出たらしい色々な物とともに転がっていた。上の写真は、本来なら線路が走っていたはずの地点に立って新地駅の駅舎跡を撮影したものだ。
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