複数のblogサイトや新聞サイトの新着情報を一度にチェックできるRSSリーダは便利なものだ。しかし、Windows環境で使えるRSSリーダのキーワード検索についてはまだ少し環境整備の余地がありそうだ。
私が最初に試してみたRSSリーダは newsglue というシェアウェアだ。これのいいところは、キーワードフィルタなる機能の存在だ。キーワードの組み合わせを登録しておいて、あたかも一つのRSSのように扱える。このキーワードに基づき登録済みの他の全RSSを横断的に検索して結果を表示するのである。北国・はてな・朝日新聞・読売新聞の中から「イラク」に関わる話題を全部拾い集めるなどということが、全自動でできる。
しかし、ひとつだけ欠点があった。iblogが提供するRSSは日本語を「実体参照」という形式で扱うのだが、NewsGlueはこれを日本語と認識してくれないのだ。
試用期間が終わり、このキーワードフィルタ機能が使えなくなったこともあり、他のRSSリーダも探してみることにした。
SharpReader も、有名なRSSリーダのようだ。これも良くできている。しかもどうやら実体参照サイト対象でも日本語でのキーワード検索がOKのようだ。しかしNewsGlueのようなキーワードフィルタはどうやら実装していない。キーワード検索はそのつど手動で実施する必要がある。
なんとか「キーワードフィルタ」と「実体参照対応」の両者を兼ね備えたRSSリーダーをどなたか提供してはくれぬものだろうか。いや、私が知らないだけでどこかに究極にして至高なRSSリーダがあるのだろうか( 情報求む! )。
などと悩んでいるうちに、 bulkfeed なるサイトの存在を知った。 bulkfeedについては ここ や ここ でも言及されているが、簡単に言えばweb上でRSSリーダの機能を実現してくれるシステムである。
このサイトの画期的なところは、任意のキーワードを利用したRSSを生成して返してくれるところにある。そのRSSのURLをRSSリーダに登録しておけば、いかなるRSSリーダでもNewsGlueのキーワードフィルタが一応再現できる(ただし複数のキーワードを組み合わせることは出来ないようだ)。ただbulkfeedも実体参照には対応していないようだ。よって、最初に述べたNewsglueでの不満な点が、これをもって完全に解消したわけではない。
【付記】
以上の記事に対して、Harrierさんとおっしゃる方が有益な情報を下さった。 下のコメント欄およびURLを参照していただきたいが、 Headline-Reader の β版 なら、上記で述べた問題がほぼ解決できる。しばらく使ってみて致命的な問題なさそうなら、シェアウェアフィーを払って正式にユーザーになろうと思う。これなら1500円払う価値はある。
さらに。bulkfeedも実体参照に対応する予定があるとの情報を得た。こちらが実体参照に対応してくれれば、これはユーザーが存在を知らないサイトを含めて新着チェックしてくれるわけで、上記のheadline-readerの検索機能との相互補完的利用によって情報収集効率は大幅にアップすることになる。まさに鬼に金棒である。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-01-03)
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