リスクのない子育てなんて在りえるのか?

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というか、子供にとっての「リスク」って何だろうね?

「とある青年医師の心の内」というブログの記事を読んだ。

夫婦別姓は子供にストレスを与える。それは「リスク」であるから慎重であるべきだという。夫婦別姓そのものには反対ではないのだそうだ。

子育ての経験も予定もない私であるが、考えさせられてしまった。

夫婦別姓がストレスになりえるのか? イエスかノーかで答えるなら、おそらく「ありえる」が正解なのだろう。

だが、それをtrueとするなら、同時に、およそ我々の周囲は満遍なくストレス源で埋め尽くされていることにも目を向けねばなるまい。たとえば親父が中古の国産車に乗っていることで他の子供に馬鹿にされるストレスとか。こういうストレスにも配慮すべきですか。子供が泣いて帰ってきたら、ボルボの新車を買いに行くのが親の取るべき姿勢ですか。

断じて、否だろう。

だいたいストレスから人間を完全に隔離することなどできるものか。それこそありえない。子供は子供なりに、大人は大人なりに、金持ちは金持ちなりに、貧乏人は貧乏人なりに、誰もがストレスと対峙しつつ生きていかなければいけないのと違いますか。隔離してどうする。免疫をつけなければダメだ。そのように仕向けることこそ親の務めだと思うがね。

でも、それで病気になった子供がいるんです! と、彼は主張したいのだろう。残念ながら私にはその主張の妥当性を検証することが出来ない。自分の患者さんのことでなくても、一つでも類似事例(夫婦別姓そのものでなくても良い)を挙げて自らの考察を補強して見せてくれればいいのだが彼にその気はないようである。

というわけで、私としては自分の見聞した範囲のことから類推するしかないが、それは風が吹いて桶屋が儲かったに過ぎないのではないか。つまりは因果関係のコジツケだ。いくらなんでも子供がそんなにブロイラーのようにか弱いとは信じられない。逆に、もしそうなら夫婦別姓云々以前のところで何らかの克服すべき問題を抱えていると見るのが自然であろう。彼の論理展開には飛躍がありすぎる。


余計な追記: つけなくてもいいコメントをつい付けてしまったために、どうやらどちらの陣営からも嫌われてしまったようだ。まあいい。八方美人の優等生よりも意地悪爺の方が演じていて楽しいしな。

本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2005-07-27)

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このページは、kojidoiが2005年7月27日 00:00に書いたブログ記事です。

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