犯罪報道に際して頻発されるこのフレーズ。すごく間抜けである。
たとえば先月末に同級生を刺した高校生の事件について拾ってみると……。
http://www.asahi.com/national/update/0701/TKY200507010295.html
父親については、昨年12月から週末になるとバイクでツーリングに出かけていたといい、「自分は土日もなく仕事をさせられていた」と不満を述べ、反省の言葉はない。http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050702000314
同署によると、生徒は落ち着いた様子で調べに応じているが、謝罪や反省の言葉は口にしていないという。http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050702ddf041040024000c.html
生徒は落ち着いた様子で調べにも素直に応じる様子を見せているが、被害者への謝罪や事件に対する反省の言葉は口にしていないという。私が悪うございますなどと間髪いれず容疑者が謝罪してくれるなどと誰か本気で思っているのだろうか。そんな犯人居るわけないじゃん。記者らは一体なにを期待してこんなことを書くのか。 「容疑者はこんなにヒトデナシなんですよー、さあみんなで彼(彼女)の態度を怒りましょー。わたしたちが皆さんをリードしてあげますからねー」てなものか? ナンセンスだね。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2005-07-03)
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