先週月曜日の朝日新聞の一面トップを飾っていたのが、セカンドライフの記事である。
セカンドライフといっても団塊世代の定年後の生活のことではない。インターネットの中に存在する仮想の土地に自分の分身を置いて、旅行させたり買い物させたりして楽しむゲームのことで、大変評判になっているらしい。特徴のひとつが、この仮想土地で商取引に使われる仮想の貨幣が現実の米ドルと交換可能ということで、あながちタダのバーチャルリアリティの枠にとどまらない可能性があるという。ここに着目して現実社会の企業がこのセカンドライフ世界に出店を出し始めているらしい。
何しろ天下の朝日新聞が一面トップで扱おうというのである。これは大変なものに違いあるまい。これまでバーチャルリアリティなんてものからは距離を置いていた私だが、これはちょっと興味をそそられたのである。
調べてみるとどうやらこの仮想世界を散歩するだけなら無料でできるようだ。専用ソフトをダウンロードしてインストールし、ユーザー登録すればよい。
セカンドライフは全世界規模でユーザーを獲得していて共通言語は英語ということになるようだが、よくしたもので日本人向けのユーザー登録窓口も存在し、ここでユーザー登録すると、分身はまず日本語の案内看板が林立した日本人初心者向けの土地に勝手に誘導される仕組みになっている。
ここで自分の分身を造形し、適当な服を着せて、まあその辺をうろうろ歩かせるわけだ。分身の姿に関しては膨大な数のパラメーターを自分で設定できる。性別や髪型や肌の色はもちろん、唇の厚さとか、耳を福耳にするかしないかとか、とにかく細かい。掲出の画像が、最終的に作った分身である。創造した私が言うのもなんだが、ナニゲに可愛くない?
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