ミギの人もヒダリの人も、もっと自分にとっての「敵性思想」を虚心に観察する姿勢を養わんといかんね。
beta_delphinusさん の記事に紹介されていたが、
イスラエル大使の言い分を投書欄に掲載したことに対して、朝日新聞に抗議しようという動きがあるらしい。
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Palestine/censure_asahi1121.htm
私はbeta_delphinusさんの見解にほぼ全面的に同意である。 どうにも「 自分の見聞したくないものは世の中から封殺してしまえ 」的な短絡的不寛容さが残念だ。
私が最近書き綴っている「朝日新聞たたきを止めない人」の記事は、そういう排他的傾向が顕著に見られる人々への違和感から書き始めたものである。特に朝日叩きの声が大きいのは、いわゆるナショナリズムに染まり、靖国参拝は当然で、朝鮮併合は相互の合意の下に行なわれ、東京裁判は不当で、南京では虐殺などなく……という人に多いのだが、この中村さんとやらの記事は、「短絡的不寛容」が彼らの専売特許でもなんでもないことを示しているといえる。
それにしても、何を紹介しても、一方で「無批判」といわれ、他方では「世論の誘導」だと叩かれ、朝日新聞も気の毒なことだ。
本エントリーの初出：チャンネル北国TV (2004-01-08)
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