学会出席のため1週間ほどサンディエゴに行ってきた。 折角だから見聞したことをまとめておく。
1月9日16時(日本時間)
ボスの車で成田へ。今回はボスと私と、それとポスドクのYさんの3人で行く。私は今回荷物を厳選し、機内持ち込み可能なかばん一つにまとめてしまったが、残りの二人は、危急の時は弾除けにもなりそうなよくあるコロつきの奴を引きずって歩いている。まずはそれらを預けるところから始まる。その時になって私は重大なことに気付いた。かばんには、ひげそり用の剃刀が入っている。まずい! 預ける直前のYさんのカバンに入れてもらうことにする。危なく面倒なことになるところだった。
時間には余裕があったので、不二家レストランでお茶する。ハッキリいってYさん以外の二人は店の雰囲気をぶち壊しているような気がするが、気付かないふりをする。
18時過ぎ。ゲートをくぐる。これから9時間の空の旅である。 成田からサンディエゴへの直通便はなく、サンフランシスコから国内線に乗り換えとなる。事情により航空会社はユナイテッド航空。飛行機に乗り込んだら既に公用語は英語である。
1月9日20時ごろ?(日本時間)
スチュワーデスもといフライトアテンダントのサービスは余り細やかとは言いがたい。
機内食の時間となり、Beef or chicken? と聞いてくるので、Beefといったら、たまたまトレイに用意していた分は捌けてしまっていたらしくlaterとかそっけなく一言いって去っていってしまった。
それきり戻ってきやしない。別の乗務員がきたので上品に英語で問い合わせてみることにした。
「わたし牛肉待ってるのことね。10分かそれ以上待つらしい。情況は何か?」 「少し待ちなさい」2、3分して、チキンを持ってきた。
「ノー、わたしビーフ待つあるね」 「残念だがもう残ってない」 早く言え馬鹿者。というか、少しは申し訳なさそうな顔などしてみたらどうか。この便に乗ると、米国入国審査時に提出するアンケート用紙みたいなものを配布してくれる。あなたには逮捕歴がありますか? とかなんとかいう質問にイエスノーで答えていく奴だ。これには少なくとも日本語版と英語版が存在する。日本国内の旅行会社は事前に日本語版のを調達しておいてチケットと共に客に渡しているようだ。 私は今回WWWを使ってユナイテッド航空から直接チケットを買った(正確にはe-ticket)ので、機内で受け取ることになる。
フライトアテンダントは無言で英語版のを渡してくれた。いくつか意味のわからない単語があり、あてずっぽで回答を記入していく私である。隣に座っていたのは陽気なアメリカ人のおじさんである。彼も同じフォームを受け取ったのだがなにやら不満そうにしている。よくみると彼が持っているのは日本語版であった。
「まったく何を考えているんだ、わしが中国語 を話す人間のように彼女には見えたのか? これではどこに何を書けばいいのか全くわからんわい!」
彼の怒りも尤もだ。というか日本語のがあるならまず私に渡して欲しかった。
このような調子で、無事にサンフランシスコ空港についたのは現地時間の午前11時であった。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-01-19)
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