San Diego旅行　その7

1月15日午後1時（サンフランシスコ時間)

いくつもの困ったことがある。ボスと同僚Yさんは、私が成田便の搭乗口に現れなかったのでさぞ心配していることであろう。ここ米国で利用可能な携帯電話を我々は持っていなかった。連絡のとりようがない。成田行きの飛行機の中できっと憮然とした表情でいるに違いない二人の様子を思い浮かべないわけにはいかなかった。

次善の策として、なんとか成田空港でこちらの情況を伝達したいと考えた。 それには、職場に伝言を頼むしかあるまい。国際電話をかけて、誰かに、飛行機が成田につく日本時間午後4時ごろにボスの携帯に電話してくれるよう頼むのだ。

だが、ここに問題が一つ。実は国際電話のかけ方が分からないのだ。

こういう事態は予測していなかったので、電話のかけ方など全然調べてなかった。海外旅行は今度が3度目なのだが、これまで一度も日本に電話をかけようなどと思ったためしはなかった。いやあ、盲点だった。オペレータを介さずに日本に直接ダイアルできることは知っているが、いったい何番にまわせばいいものやら。そもそも公衆電話からかけられるんだっけ?

職場には朝9時にならないと人が来ない。サンフランシスコ時間では夕方4時。あと3時間余裕がある。電話の問題はあとまわしにすることにした。

では、今緊急にやらなければならないことは？

もちろん、観光だ！

折角時間ができてしまったのだから、これは楽しまなければ損でしょ。 とにかく空港から市街に移動し、有名なケーブルカーでも拝んでやろうではないか。うん、ぜひそうしよう……で、どうやったら行けるんだ。そもそも空港と市街地ってどれくらい離れてるの?　北なの南なの?　鉄道は走ってるの?

（次回に続く)

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本エントリーの初出：チャンネル北国TV (2004-02-02)