ブログに信頼など必要ない

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ブログに何を書くべきか悩んでいる人のために。考えた末、もっとも挑発的な表題を選びました。

いちいち『有益な情報を』『面白いネタを』なんて張りつめてたら、肩が凝ってしょうがない。

追記:これを書いているうちに思い出したことがある。
 あるチャットでやり取りした10代の少女がこんなことを言っていた。
『ネットはギブアンドテイク。有益な情報をお互いやりとりする場。自己紹介とかうざったい詩とか、他人にとってどうでもいいことしか書いてないサイトなんていらない』
考えが狭すぎる。ケチくさいなぁ・・・と思った。
こういう人はいそうだ。ていうか、私もこれに近い有難いコメントを賜ったことがある。考えが狭いというか、一つの線路に沿ってしか考えられないのだろうな。ネットを始める以上、前向きなコミュニケーションを志向しなくてはならず、有益な情報交換が実現されなければならず、実社会ではなかなか出会えない人との友情の輪を育まねばならず。

くだらん。

いや、「前向きなコミュニケーション」が下らんといっているのではない。それを志向「せねばならない」となってしまう発想が下らない。正解は「前向きなコミュニケーションを図ってもよい」なのだと理解すべきである。

さて、こういう「べき論」を押し付けるもう一つのタイプの人々がいる。

ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」Daniel Terdiman

 そのため、レイノルズ教授の元には、1つの話題に関する記述がないことに不満を持った読者から電子メールが届くことがたびたびあるという。
 「だがたいてい、こうした怒りの電子メールを送ってくるのは、基本的に私のことを好きではない読者なのだ」とレイノルズ教授は語った。
そう。自分にとって目障りなコンテンツを作れなくしたくて、なんやかやと文句をつけてくるタイプである。最後の段落に書いてあることは正しい観察だ。こういう手合いは、自分の批判を受け入れないような覚悟ならブログなど公開するべきではないなどと傲慢なことを平気でコメントしていく。もちろん、そんな「べきではない」など何処にもありはしない。こんなコメントはすぐに削除してしまうことをお勧めする(ゴミはゴミを呼ぶ)。

要するに、おかしなことを言ってブロガーを惑わすのはこの2タイプのどちらかに(両方ということもあり得るが)属する人々である。

無視無視。ブログは自分のために書けばよい。

別にそれで誰かの歓心を買う必要はない。信頼を得る必要もない。コミュニケーションを取る必要もない。全コンテンツに通底する共通のテーマなんて大それたものも必要ない。そんなことを考えながら取り繕ったブログなど、所詮パワーの足りないつまらないものにしかならない。取り繕うだけ気力の無駄である。いいから自分の書きたいものを書きたいときに書くのだ。20,30と書いていくうち、自然にそこには何かテーマめいたものが浮かび上がってくる。読んで面白がってくれる読者もそのころには多少出現しているはずである。

一部の邪悪な読者に惑わされるな!

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本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-07-12)

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このページは、kojidoiが2004年7月12日 00:00に書いたブログ記事です。

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