学費が何かとかさむ状況に改善が必要なのは同意する。 少子化が問題だというなら、子育て中の若い親には経済的/時間的な 余裕をもっともたらすようシステムを整備すべきだし、子育てで 職業人としてのキャリアを中断せざるを得ない人々の支援策も必要だ。
が、しかし、親をやっている人の意識には問題ないのだろうか?
http://www.asahi.com/edu/tenki/TKY200404260127.html これの中段を見る。 たとえば次の人。
東京都 会社員 大沢容子さん(40) 我が家は子どもが3人いる。昨年度の1カ月の塾などの費用は、次の通りだ=表。3人合わせて月15万2500円。教育費で家計が圧迫されている。その表というのが、
受験塾 74500円 補習塾(個人) 8500円 書道塾 3500円
通信教育 4700円 補習塾(大手系列) 22000円 美術教室 4000円
書道塾 3500円 書道塾 3500円 サッカークラブ 2500円
美術教室 4000円 サッカークラブ 2500円 スイミングクラブ 3000円
スイミングクラブ 3000円 スイミングクラブ 6000円 通信教育 2600円
通信教育 4700円
……ちょっと待って欲しい。
何でこんなに鬼のように習い事をさせなければならんのだ。 一つで良いだろう、一つで! 冷静に考えてみようよ。 こんなにたくさん同時に一人の人間がこなせるはずがない!
まず受験塾は必要ないな。学校の授業だけで対処できる 学校に進学すればいいのだ。高望みしても無駄。どうせ進学した先で 碌なことにはならない。本当に実力があるなら塾などに頼らなくても ちゃんと進学できる。
金などかけずとも、勉強の機会などそこらじゅうに転がっている。 自分で工夫せず、なんでもレディメードのものを買ってきてあてがって、 それで金がないないと騒いでいるんじゃ世話ないな。 これでは、いくら学校システムが「ゆとり」を用意しても、あるいは しなくても、結局自縄自縛に陥って目が回るのは避けられないだろうな。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-07-27)
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