冷風機と冷風扇はベツモノだった

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さとうかつのりさんのエントリーを読んで首をかしげた私。何年か前から私も冷風機といわれるものを愛用しているのだが、湿度を上昇させるどころかしっかり除湿してくれる機械なのだ。 だが、気化熱を利用するのであれば確かに結果として空中に水蒸気が放出されるはず。はて、どうなってるんだっけ?

調べてみたら、冷風機と冷風扇は全然違うものだった。共通するのは「冷気が吹き出す」ということのみで、原理が異なり、室内環境に正反対の効果をもたらす。知らなかった。インターネット上の掲示板など読んでも明らかに両者は混同されている。 私も混乱していたが、 ここの最後のコメントはわかりやすくまとまっていて、やっと納得できた。

要するに……

冷風機
いわゆるクーラーに似た原理で冷風を作る。同時に部屋を除湿できる。冷風を吹き出すと同時に機械の反対側から熱風を放出する。この熱風を逃がす算段を考えないと、部屋全体の室温は上昇する。電気代は高め。機械の販売価格も高め(2万円台以上)。
冷風扇
いわゆる「打ち水」の原理で冷風を作る。打ち水を作るための水をユーザが供給してやらなければならず、結果として部屋の湿度は上昇する。ここが冷風機と正反対。 電気代安め。機械の販売価格も安め。
両者を見分けるには、カタログに除湿機能の存在が記されているか、水タンクの扱い(水を足さなければならないのか、それとも捨てなければならないのか)を見れば区別できる。

私が持っているのは、 コロナの97年製の奴だ。ときどき水量センサーが怪しげな仕事をするようになってしまっている他は今も頑張って働いてくれている。部屋の境目に置いて熱風吹き出し口を外に向けるようにして使っている。ここのところの猛暑からくる寝苦しさもこいつを稼動させながら寝ることで回避できている。 私は持ってないが、熱風を屋外に出すための排気ダクトも販売されているらしい。

【2005年6月27日追記】
お勧めの冷風機を挙げておく。
コロナ 冷風・衣類乾燥除湿機どこでもクーラー CDM-105-G[CDM105G]
ポイントは、

  • 排気ダクト標準装備(熱気を室外に出せるので部屋丸ごと冷やせる)
  • 水タンクの容量が大きい。(1.5lのタンクしか持たない製品も在るがこの程度では2時間もすればいっぱいになってしまう。夜など不便)
  • 衣類乾燥用途にも配慮した設計。
メーカーサイトの詳しい説明 も参照。しかしこの会社のwebの構成は下手糞だね。

【トラックバック】
http://ch.kitaguni.tv/u/4344/%c6%fc%be%ef%c0%b8%b3%e8/0000104494.html


本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-07-25)

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このページは、kojidoiが2004年7月25日 00:00に書いたブログ記事です。

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