音楽好きの方、特に自分で楽器を演る方は持っておいて損はない。
スコアメーカー4.0 は、私が最近アップデートしたお勧めソフトの一つだ。楽譜作成ソフトなのだが、出色なのは、既存の楽譜をスキャナで取り込み電子化できるという機能を持つ点にある。
合奏のサークルなどで活動した経験のある人なら、一度は次のような経験したことがあるのではないだろうか。どうしても次の演奏会で取り上げたい曲があるがスコア(総譜)しか手に入らない。仕方ないからコピーを取って鋏で短冊にばらして一つ一つ糊付けしてパート譜を作成……。気が遠くなるほど手間がかかるが、もちろん品質は通常の譜面には遠く及ばない。
スコアメーカーがあれば、こんな苦労はしなくて済む。スコアからパート譜を取り出すなどパソコン上で簡単に出来るのだ。
楽譜作成ソフトは市販/フリーを問わず多種類あるが、こんな機能を搭載しているのは私が知る限りスコアメーカーしかない。(12月25日追記: FINALE Allegro2003 およびPrintMusic 2004にも同様の機能が存在するようだ。)
勿論、他の楽譜ソフト同様、音符を足したり消したり、転調させたりといった編集操作も自由である。
スキャンは簡単。通常の楽譜(五線の上下幅が7mmというのがカワイ側の想定する標準)なら解像度も300dpiほどでよい(それ以上高くすると却って認識力が落ちる)。一方、ミニスコアからスキャンしたければ解像度を上げてスキャンすればいいわけだ。
しかし、実際どれくらい使い物になるのか疑問を持った人もいるだろう。ちょっと実験してみたので別エントリーで結果を披露したいと思う。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-12-19)
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