中国で遺伝子組み替えイネの商業栽培開始

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サーチナの記事「世界初の試み、遺伝子組み替え稲の商業栽培へ」

http://news.searchina.ne.jp/2004/1203/national_1203_002.shtml によれば、中国が世界に先駆けて遺伝子組み替えイネ数品種の商業栽培を始める見込みが濃厚。

中国の最近のバイオ研究の勢いには侮れないものがある。中国のインテリ階層の馬力はすさまじい。アメリカなどにも大挙して渡り、どこの研究室でも一級の仕事人として成果を出しまくっている。中国本国においても北京の研究所をはじめいくつか精力的に成果を出している研究拠点がある。北京の研究所はインディカ米の全塩基配列の解析において一番乗りを果たした。

しかし中国でも遺伝子組み替え推進派と反対派の間の「溝」は深いようだ。

また、朱・教授は、懸念されている遺伝子組み替え稲の安全性に関して、「6年間にわたる試験栽培で、その安全性は証明されている」と断言。

一方で、遺伝子組み替え稲の商業栽培に対する反対意見も多い。ある団体は、「これまでの科学的根拠からも、遺伝子組み替え稲が人の健康、環境に与える悪影響は証明されている。十分な研究を経ずに、市場に投入することはあまりにも無責任だ」としている。

とはいえ、13億の人口を養わなければならない事情が中国にはある。命在ってのモノダネである。奇麗事をいってはいられないだろう。遺伝子組み替え農産物が大いに中国の田畑を席巻する事態になるだろうことはほぼ間違いない。

日本も無関係ではいられないぞ。キャベツを始め、スーパーに並ぶ多くの安い野菜は中国産だ。いずれかならず我々の口にも組み替え野菜が入ることになる。勿論私は全く平気だがね。ていうか、ぜひどんどん輸入して、根拠のない遺伝子組み替え反対論を駆逐して欲しい。


本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-12-07)

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このページは、kojidoiが2004年12月 7日 00:00に書いたブログ記事です。

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