部屋の掃除の結果、開かずの段ボール箱の中から何枚かの写真が発見された。これは貴重かも。
これは、廃止1週間前の宇高連絡船・伊予丸のブリッジの写真である。廃止前ということで、特別に一般乗客の立ち入りが許されていたのだ。お客のためにいろいろなところに説明が貼ってある。右側の写真で窓ガラスに貼り付けてあるのは「可変ピッチプロペラ」の説明。左側写真の機械(操舵装置か?)に貼り付けてあるのは「舵」の説明である。このほか、レーダーなども稼動しているのを間近で見ることができた。
ちょうど茨城から山口まで青春18きっぷで帰省の途中だった。近く廃止になるのを知っていたから寄り道したのだ。この連絡船は普通車扱いであり、18きっぷで乗船できたのである。しかし、ブリッジに入れてもらえるなどとは期待しておらず、乗ってみて始めてそれを知って大喜びで見学したのだった。
このときが私にとって初めての四国訪問だった。高松には30分だけ滞在して、すぐにホバークラフトで戻ったが。
本格的に四国を巡ったのはその5年後。そのときはこんな物見遊山ではなく仕事で香川・徳島・高知と四国を時計回りに半周したのだ。高知から夜行高速バスに乗ったら2時間そこそこで岡山に到達してしまったのには驚いた。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2005-05-31)
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