アベ君、ダメではないか

余が心配したとおりの展開になってしまった。アベ君はこれまでの実績の積み重ねが足りない分、ネットウヨや「保守派論客｣が騙されて踊っているうちに、きっちりと磐石の支配体制を確立しておかねばならなかったのだ。速攻で憲法も改正しておくべきだったというに……。

総理就任も組閣もせぬうちにこうあっさりと正体を暴露され、あまつさえ改正憲法の草案までもが流出してしまっておるではないか。

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第一章　魔王
　第一条　法律は、すべて魔王が決める。

第二章　付則
　第ニ条　この憲法は、即日施行する。

折りしも東京都教委の業務命令に対して意外な判決が出てきた。図ったかのように不安材料がまた一つ増えたのう。冷静に考えれば判決の趣旨のほうが論理的に正しいのは、マトモな知性のある人間なら誰でも気づくことだからのう。むろん「論理の正しさ」と「国のあり方の正しさ」とは一致するわけもないのだが、そんな真理を通せるのも支配体制あっての話。今後の日本が余の帝国の友邦にふさわしく成長してくれるか、不安を禁じえぬ。