公務でのマイレージ取得がケシカランという短絡バカ

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日本のオピニオンリーダーである朝日新聞。その朝日新聞を代表する天声人語が公務出張のマイレージに噛み付いている。

http://www.asahi.com/paper/column20061016.html


 ほとんどの省庁はいまも、公費出張でためた航空会社のマイレージの私物化を黙認している。「血税で出張重ねてただ旅行」。こんなふざけた態度にも、うんざりだ。

天下の天声人語子ともあろうものが、こんな見当違いの批判をしてはいけない。そもそも、公務といえど搭乗手続きは個人の名において行われる。そして、マイレージというものは、会員カードを持っていれば航空会社が勝手に加算していくものだ。、

この仕組みがいかん! との批判は確かに論理的には成り立つかもしれない。だが、では現実的な対案がはたして別にあるのか?

公務員がマイレージ会員であることがイケナイ? ほーそうですか、公務員はプライベートでも安い航空券を買うなっていうんですか?

マイレージを国庫に還元すべき? どうやってだよ。形のある金券じゃないんだぞ。楽天のポイントにでも替えて文房具の補給にでも回すかね。そんなのが何百万円もになったら流石に楽天も嫌がると思うぞ。それともマイレージを公務に限ってつけないようにするオプションを導入すべき? それには航空会社にあらたな設備投資をしてもらわねばならない。しかも航空会社は日本法人だけとは限らない。世界中の航空会社に交渉しなければならなくなるが、それは誰がやるのか。また、その経費は誰が負担するのか。

正論と現実解が必ずしも一致するとは限らないという好例である。マイレージ問題を下手に弄ろうとすれば、かえって人件費等がかさみ本末転倒になりかねない。近視眼的な正義感は時として罪なのだ。

ところで朝日新聞の記者さんが飛行機に乗って取材に出かける際にはどうなさっておいでなのだろう。何か良い方法があるならぜひ教えていただきたいものだ。

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このページは、kojidoiが2006年10月20日 22:46に書いたブログ記事です。

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