吉兆はこのままでは潰れるだろうな

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この会社、最低。雪印の事件から何も学んでいないようだ。

「会社は知らなかった、全てパートの責任」

こんなの、保身のために立場の弱いパートに責任をなすりつけようとしてるなと誰でも見当が付く。説明の矛盾を当局からも既に速攻で指摘されている。こんな説明で納得してもらえると本当に信じているとすれば驚くべき鈍感さだ。

http://www.asahi.com/national/update/1114/TKY200711140322.html 

一方、現場責任者の女性によると、10月31日と11月1日の夜、船場吉兆が同市博多区に開いている日本料理店「吉兆博多店」で、湯木取締役らから、「商品管理をしていたのは現場責任者」という内容の「事故報告書」に署名を要求されるなどしたことを明らかにした。両日とも2時間程度、深夜まで説得されたが、署名などを拒否したという。

 「拒否すると、『やったのはあんたやないか』などと怒鳴られた。トイレにもなかなか行かせてもらえず、恐怖を感じた」と語った。

 湯木取締役はこれまで「偽装には本社はまったく関与していない」と繰り返してきた。14日午後、会見前の朝日新聞の取材に「私たちの見解は変わらない」と話した。

この事件の本質は、食の安全の問題というより格差問題と捉えるべきだろう。非正規雇用・期限付き雇用の従業員がしばしばどんな理不尽な境遇に甘んじているか、その問題意識はすでに多くの国民の間で共有されている。しかるに会社の上層部は最悪の墓穴を掘って完全に国民を敵に回した。パート女性側に同情し、心中ひそかにエールを送る者は多いはずだ。彼女たちもここが踏ん張りどころである。彼女たちがこの勝負に勝利を収めれば(既にマッチポイントは近いように思われる)、この騒動の結果は今後の雇用と労働のあり方にも少なからず良い影響を与えるはずだ。

それにしても、これだけいろんな食品会社が交互に叩かれているこのご時世、なぜ彼らはこうも無防備なのだろうか。倫理とか問う前にそれが疑問でならない。

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このページは、kojidoiが2007年11月15日 00:35に書いたブログ記事です。

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