よく行く場所でこういうことが起こると、まったくやりきれない気分だ。現場近くは1ヶ月前に通ったばかり。
こういうことが起こると、われわれは何か護身術のようなものをどこかでマスターしておくべきではないかと感じる。反撃ではなく回避と逃走のために。
友人に中国武術をやる人がおり、以前ちょっとだけ技を見せてもらったことがある。後ろからいきなり羽交い絞めにされたときにあっというまに脱出して逆に相手を無力化するというものだ。彼はいとも簡単にそれを目の前でやって見せてくれた。
突きつけられたナイフから逃れる術をマスターしておれば、今回のような状況でも命を落とす確率はかなり低められただろう。先日のバラバラ殺人や昨年の拉致強盗殺人の被害者も同様だ。
残念ながら、こういう基地外が出現する確率は、どんなに刑法を厳罰化し死刑判決を連発するようにしたとしても、ゼロにはならないだろう。なかには死刑になるために人を殺したなどというやつもいるくらいだから。同様に、護身術のマスターをもってしてもいきなり通り魔に殺される確率をゼロにはできないだろうが、こんな理不尽な状況でなすすべなくただ殺されるという話はやりきれなさ過ぎる。高校の体育の時間などで、よくわからない柔道の投げ技など練習させる時間があったら、護身術こそをマスターさせるべきではないか。
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