大阪から東京に向かう夜行高速バスが高速道路上で突然の車両火災を起こして全焼した由。
よく記事を読んでみると、青春メガドリーム号だったとあり驚いた。
このバスこそ、かつてつくばエクスプレス(TX)が開通するまでこの世の春を謳歌していた常磐高速バス「つくば号」で使われていた大型二階建てバス「メガライナー」の変身した姿なのである。
全長15メートル。通産省の特別認可を受けて運行されていた大型バスであった。乗り込むと、日本でここだけしか走っていない旨を誇らしげに語るアナウンスがかかったものだ。
このバスは全部で4台あった。鉄道が開通するまでは、この4台に普通サイズのバスを含めて10分間隔のピストン輸送でなければつくば・東京間の移動客の足を確保できなかったのである。
しかし、鉄道に多くの乗客が奪われ、つくば号は大幅減便となり、このメガライナーもお役ごめんとなってしまった。4台のうち少なくとも2台はJR西日本に移管され、つくば-東京の往復便から東京-大阪の往復便へと変身したのである。
写真はTX開通直前に撮影したもの。2台揃い踏みの写真。燃えてしまったのはこの2台のうちのどちらかだと思われる。
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