一週間ほどフィンランドに行ってきた。
写真は休日に観光したヘルシンキの町並み。
仕事で滞在した人口30万の町が国で2番目に大きな街だという。小さな国だ。
しかし、最近学校教育や税制の面で注目されている国であることもこの非公正ブログの読者ならご存知だろう。
私には話題になっているそれらの制度が本当に優れているのか、日本に適応可能なのか、しかとはわからない。小さな国だからうまくいっている面もあるのかもしれない。
教育についていえば、すくなくとも道徳教育に相当するものが十分機能しているようには思えない。町はかなり落書きだらけで、駅のベンチなど、食い残しの弁当ガラが放置しっぱなしである。
とはいうものの治安は悪くないようだし、電車は立派なのが走っているし、ノキアは有名だし、小さいなりに活気のある国ではあった。ヘルシンキ空港のわきには京セラの立派な工場(?)があるようだ。ヨーロッパの中では日本に近く時差も6時間しかないのが便利かもしれない。土地も安そうだし。
ヘルシンキ空港にはどういうわけか日本人の観光客がたくさんいた。何を見に来たのかはよく分からない。レジ打ちの金髪のお姉さんたちが普通に日本語で応対して、機内に持ち込めない肉の缶詰など買おうとしているおばちゃんに警告していたりしている。このことから、よほど多くの日本人がコンスタントに訪れていること、その日本人たちの中にははあまり海外旅行なれしていない人がかなりいるらしいことが伺える。少なくとも外国語教育が日本よりうまくいっていそうなことも確かなようだ。
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