福田氏の辞任だとか関係なしにフィンランド旅行の土産話を書く。今回思いがけず感心したことの一つがドコモのケータイのワールド対応である。
この1月に新料金プラン対応の話に釣られて買い換えたDocomo F905iである。しばらく前は一部のケータイでしかできなかった国際通話がこの世代では標準機能である。
結局日本への通話はしなかったが、感心したのが時計表示であった。空港について電源を入れたとたん、勝手に現地時間を表示し始めたのである。しかも日本時間との併記という芸の細かさ(ちなみに同行者のソフトバンク携帯ではユーザーが手動で時刻調整をしなければならなかった)。実際使ってみると、この時刻表示は大変便利。頻繁に日本に電話をかけたい人にはありがたい機能といえるだろう。
数年前にアメリカで飛行機のトラブルに巻き込まれて急きょ一人旅をしなければならない羽目に陥ったが、このときは中継空港で待ち合わせていた同僚に連絡をとる手段がなく往生したものだ。空港でもらった地図を頼りに店を探してプリペイドカードを買い、操作方法に慣れない公衆電話から苦労して日本に電話をかけ、伝言を頼んだのだった。いまやケータイの電話帳から一発でどこにでも電話をかけられる。国番号などというものの存在すら意識しなくてもよいのだから、ずいぶん便利になった。ここまでくれば要求はあとひとつだけだ。無線LAN対応windows対応スマートフォンと早く合体してくれないものか。
コメントする