別の某掲示板に書いたことの転載です。
まあ官房副長官よりはマシかな。党の中に閉じこもっていてくれれば。
さらに、ちょっと前の記事、 http://www.asahi.com/politics/update/0921/002.html
拉致被害者の家族らから留任を求める声が |
出ているため、政府は19日の幹事会で、 |
拉致問題に対する政府の方針を内閣改造後も |
変えないことを確認している。 |
以上が転載だが、そのあと、次のようなやり取りになった。
A氏:主張するのは自由ではないか。
私:だからといって主張の中身が妥当だということにはならない。
A氏:政府も彼らの言い分をすべて聞いているわけではないだろう。
私:底の浅い対北朝鮮強硬論に押されてしまい、交渉がこう着状態になってしまっているのは事実。 これまでの政府の無為無策が元にあるとしても、 現在のこの状況は外野の(意図せざる)妨害の結果というのが妥当な見方。 戻ってきた5人が残してきた子供たちは割を食って気の毒。
A氏:拉致があったことを「頑なに伏せようとしていた」以前の政府よりは1億倍マシだ。
私:無意味な比較である。
A氏:安倍晋三氏が北朝鮮問題の壁(もしくは邪魔者)になってるような解釈は明らかに間違っている。 逆に拉致被害者の会の意見を聞いて、彼らが暴走するのを防いでいると思う。
……
そりゃ一番の悪者は北朝鮮だし、政府や社会党の従来の姿勢は強く批判されて然るべきだし、家族会のあせりや危惧も分からないではない。
だが、現状のように圧倒的な「正義」がありそうに思えるときこそ、それらにあえて疑問符を突きつけて妥当性を検証する姿勢が重要だと思う。
自分を「正義の使徒」とし、すこしでも異議を唱えるとたちまち非国民だかテロリスト扱いしようとする短絡思考の人が最近多すぎる。某大国の某大統領はその最たるものだが、時代遅れといわれようが非現実的といわれようが、私はへそ曲がりの人間でありつづけたい。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2003-09-23)
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