所属しているアマオケのメンバー二人が、転職と結婚にともなって 当地を離れるということで、久しぶりの飲み会に参加した。
アマオケ=アマチュア・オーケストラには多くの人間が参加しており、 なかには楽団の中で理想のお相手を見つけて結婚にいたる人たちも いる。
今回の送別会の主賓である、IさんとYさんもそうして誕生したカップルであった。オケにきておよそ3年。すっかり団内での地位を確立し、それぞれリーダー的役割を担っていたが、旦那になるIさんは転職を決意し、年明けにドイツに移るという。Yさんも結婚を気に退職し、一月遅れで後を追うそうだ。
来春以降どうやって金を稼ぐのかまるで見通しの立っていない私には 二人は実に輝かしく見えた。Iさんは、むこうで日本人相手の営業をするようだが、それでも社内ではドイツ語が必要。しかしドイツ語はまったく出来ないのでカーステレオでラジオのドイツ語講座を聞いて特訓中だと語る姿からして自信に満ちていてかっこよく見える。
二人よりはかなり年上のはずのこの俺は、いつになったらあんなにクールに立ち振る舞えるようになるのだろう。などと、たそがれている場合ではないのだが。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2003-11-16)
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