まったくあきれたものである。彼らは自分たちが なぜ批判にされされているのかまったく理解していない。
彼らの公式見解 http://www.ai-star.co.jp/kaiken/kaiken_01.html#kaiken02
宿泊当日直前に、宿泊なさる方はハンセン病元患者の方々の団体である、と急に知らされても、他のお客様方にご理解をいただける時間的余裕が無いことから、宿泊をお断りせざるを得なかった次第です。彼らのいう「ご理解」とはいったいなんなのだろうか。もし彼らが いうように元患者のお客さんのことが数ヶ月前からわかっていたと したら、ホテル側は他の予約客に何の「理解」を求めるつもりだったのだろうか。
彼らの中では元患者が「特別なもの」だという観念が揺るぎなきもののようだ。 その観念こそが差別意識だと批判されているのだ。 特別な準備だかご理解だかが必要だと思い込んでいるところが既におかしいのだ。 本質的にわかっていない。
熊本県も強い姿勢で臨む方針のようだが、さて彼らにそれが通じるか。 まあどちらにせよ、ホテルと会社は空気を読めずに世論を敵に回してしまった。これは雪印乳業のような末路を辿るのではないか。
【2003年12月20日追記】
アイスター側は上記の見解を撤回し、元患者側に全面謝罪した。 ホームページの内容もそれに伴い更新されている。 元患者側も今度は謝罪を受け入れるという。
アイスターにもものの道理がわかっている人がいたと見える。まずは喜ばしい結果だ。今回の事件が、差別の構造についての理解を深める契機になればいいとおもう。
【トラックバック】
http://ch.kitaguni.tv/u/2513/0000029184.html http://ch.kitaguni.tv/u/2111/%bb%f6%cc%b3%b6%c9%c6%fc%b5%ad/0000029176.html http://ch.kitaguni.tv/u/2441/News/0000032126.html
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2003-12-09)
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