田舎町で宿泊を試みる場合、市役所(町村役場)が使えるという話。
前回 に引き続き、田舎町での宿泊について。
非観光地の場合、駅まで行ってみても特にこれといって受け入れ窓口があるわけではなく、観光案内所どころか駅員さんすら見当たらなかったりする。 そんなところでも確実に宿泊地情報を把握し、案内や斡旋をしてくれる場所が必ず存在する。
こういうときは、市役所ないしは役場に出向くのが早道なのだ。
目指すは、商工課、あるいは商工企画課という名前の部署である。自治体によって微妙に呼び方が違うので、役場に出向いたら、受付の人にたずねてみるのがいいだろう。
目指す課についたら、カウンター越しに職員さんに声をかける。
「すみません、旅館か民宿を探しているんですが、資料などありますでしょうか?」
多くの場合、宿泊施設をプロットした略地図のようなものが用意されている。 それを示しながら、係の人が親切に応対してくれる。移動手段が自動車でなければ、バス路線や駅からの距離も考慮して適切な場所を提案してくれたりもする。というか、たいていはその場で電話をかけて空き部屋の有無を確認してくれたりする。自力で電話帳を繰って探すより遥かに効果的だ。いままでいくつもの田舎町でこの方法でアプローチしたが、いわゆる「お役所仕事」的な冷たい対応をされたことは一度もない。
宿が決まったら、あとは道順を聞き(向こうから親切丁寧に教えてくれると思うが)、地図や古跡名勝などを示した町紹介パンフレットなどを貰って、宿に向かうのみである。ひまならその名勝地を訪ねてみてもいいだろう。うるさい観光客が居ない掘り出し物の癒しスポットを開発できるかもしれないぞ。
ただし役場のことゆえ、応対時間は9時〜5時が大原則。土曜日曜祝日は閉まっているから使えない。こういうときは電話帳攻撃よりほかない。
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本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2003-12-14)
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