このゲストコメントにも朝日バッシャーのキーワードが 含まれているので、取り上げておこう。
http://ch.kitaguni.tv/u/1181/%bc%d2%b2%f1/0000034058.html
このサイトがまた論破されてます 『偏向』の意味http://ryo-j.net/archives/000132.html
すごく冷静で論理的な文章なので私は共感しましたけど、異端の一匹狼kojidoiさんがこれにどう反論出来るのか楽しみにしてます。「論破」。
以前に取り上げたS氏もよくこの表現を使っていた。
- 朝日新聞(あるいは朝日新聞的なもの)が、何か主張する。(A)
- 別の誰かが反論または批判を述べる。(B)
「朝日新聞がまた 論破 された」
もちろん、実際は、 Bに彼自身が共感した というだけなのだがね。
とにかくこのキーワードがでた時点で 彼らに対する反論は彼にとってすべて無効化されているから、 議論は停止する。 かくして、朝日バッシングは彼の中で またしても無謬な存在として地位を確固たるものにするというわけだ。 あとは無限ループ。まあ彼らとしてはそれで幸せなんでしょうね。
ところで、このゲスト氏があげた http://ryo-j.net/archives/000132.html だが、「歴史の流れ」という概念を持ち出してバッシングを正当化しようとしている(と私は理解した)。
じゃあ、その「流れ」とやらをどう判別するのか?
自由主義対社会主義の話を書いているが、結果として「自由主義が勝利した」が事実としても、それがイラクや医師会や中田の話とどう繋がるのか? 何を持ってこれらの違う話を結び付け「変わっていない」と判定しているのか? 何度も読んでみたが、判別式の定義ができたなどとはとても評価できない。結局、ご自分の共感する主張を「流れ」だとしているに過ぎないから、単に言葉を言い換えただけで一つも話は先に進んでいない。
あるいは、過去に外したことを書いたから現在も未来も外したことを書きつづけるに違いないという主張のようにも読めるが、だとするとこれは理性的な思考法ではない。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-01-26)
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