朝日新聞たたき~ryo-j氏への返答

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一部で好評な私の朝日新聞バッシング関係の記事 に対して、ryo-j氏が 反論なさっている。それへの返答をここに一エントリーを費やして書いてみたい。

まず関連エントリーを列挙しておく。未読の方はぜひご一読を。

まさかあんな形でkojidoi氏にこのエントリが紹介されるなどとは思ってもみませんでした。Webmaster自身、別に対立する意見を持つ人に敵意を抱いているわけではないのですが。学者や評論家なら異なる意見を持つ相手を「論破」することは勤めであるかもしれませんが、Webmasterはより納得できる、希望の持てる意見を聞いて、物事の真実が知りたいと願っているだけで。
これは、ryo-jさんではなく、このエントリーをコメント欄で紹介してくれたゲスト氏の姿勢の事を書いています。
医師会やら中田の話にはつながりません。つないでないんです。「捏造」や「誤報」を問題視する人も多くいますが、Webmaster自身は関係ないと思っていると何度も書きましたのに。だからそれで話をされても困ってしまいます。もう一度はっきりと言います。Webmasterは「捏造」や「誤報」が多いから朝日新聞を嫌うのではありません。多いかどうかすらもわかりませんし。
それは失礼しました。
ただ、朝日新聞の報道してきた内容が、まぁ、たかだか第二次世界大戦終結から60年ほどのことですが、私たちの日本という国を正しく導いてきたのか疑問だと、そう言っているだけです。
具体論に踏み込むとどうしても宗教論に近づいていくので避けますが、朝日新聞を読んでいてソ連が、東ドイツが、崩壊していくことを理解できたか。北朝鮮がその国民を苦しめ抜き、日本人を拉致し、あまつさえ核兵器を持とうとしているような国であることが正しく理解できたのか。前回の「自由主義対社会主義」のたとえ話で、Webmasterはそう言っているんです。
では、戦後政治の新聞の話に限定して議論しましょうか。ドイツ/ソ連の話ですが、私は20世紀終盤のあの時期ほとんど朝日新聞とTBSしか視聴していませんでしたが、バルト三国独立問題、8月革命、ソ連崩壊とCIS発足、東ドイツ国民の第三国経由の流出、ベルリンの壁崩壊、ドイツ再統一など、一連の動きは把握しておりますし、アンチ朝日の方と対話するにあたり情報の不足を感じたことは一度もありません。まあ20世紀の社会主義国家のあり方について学位論文を書くことは無理でしょうがね。

また、「導く」という動詞がでてくることには疑問を覚えますね。たかが一新聞社にそんな責任を押し付けるものではない。それをいったら最近の読売の社説なんて、日本を破滅に導こうとしていますね。ブッシュはもうお仕舞いなのに。

見当違いなゲストが騒がないようについでに言っておくと、私は朝日バッシャーの思考形態を批判しているのであって、朝日新聞を推奨しているわけでもなんでもありません。両者は単純なコインの裏表関係ではないことはryo-jさんには理解していただけるものと思っていますが。

昔間違っていたから今も間違っているに違いないとは考えていません。昔間違っていて、今も間違っていると考えています。だって、間違っていた頃と状況は(=歴史の流れは)変わっていないのに、なおまだ昔の間違いを修正していないんですから。
その「変わってない状況」の具体的な内容がわかりませんねえ。社会主義対自由主義の話なら冷戦時と今とでは明らかに「変わっている」と思いますから、それとは違う何かなのだろうと思いますが。
とにかく言いたいのは、バッシングだバッシングだとおっしゃるけれどもそうではなくて、みなさんおかしいと思うと批判しているんですよ。
例のエントリーへのコメントを見る限り、プレインストールされた判定プログラムに基づき、脊髄反射的な思考のみで「規定の結論」に飛びついて事足れリとしている人が多数存在すると判断せざるを得ない。ryo-jさんが違う評価を試みていることは理解していますが、私の見解ではそういうことです。それらの見当はずれな(論理がない)主張を私はバッシングだといい、おかしいと思うと批判しているんですよ。
根拠があってみんな言ってます。その根拠がわかってもらえていないようなので、わかっていただけるよう書いてみたんです。少なくともWebmaster自身は、そしてもしかしたら他の人も、こんな風ではないですか、と述べたわけです。どうでしょうか。
皆さんが根拠だという諸々の記述が根拠たりえていない、と私は繰り返し述べているわけで。それに対して「根拠はあります」とだけいわれて、どうでしょうかと問われても、返答に困ってしまうわけです。申し訳ないですが判別式の話はその域を脱していないと思います。

本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-02-11)

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このページは、kojidoiが2004年2月11日 00:00に書いたブログ記事です。

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