別姓で行きたいという人がいる。なんでさっさと認めないんだ? いったいどんな不都合があるというのだろう?
http://www.asahi.com/politics/update/0311/008.html?2004
「別姓は家族制度の解体につながる」など党内の反対論に配慮したものだが、それでも反発は強い。中でも私にとって謎なのがこの意見。
家族の解体だってよ。なにそれ。
別姓を名乗るだけで解体してしまうような家族制度なんぞ、 別姓以前にすでに崩壊してるんと違いますか? そんなものを形だけ後生大事に有難がってどうしようというのだろう? 本当にバカみたいである。
一方で、婚姻によって当事者の一人の苗字が変わってしまうことの不利益は明らかにある。銀行口座から運転免許証まで書き換えないといけないのだからな。私は研究者の端くれだが、結婚で姓が代わった人は、自分の業績を人に提示するとき、過去に違う名前で書かれた論文が実は自分の業績であるということを説明するのに不便を強いられている。
別姓反対派は、こういう不平をわがままだとか言っているようだが、 不便なものを不便だということの何がいけないというのか。 本当にバカみたいである。いや、はっきりいうが、別姓反対者どもはバカそのものである。
どうしても夫婦で同じ姓を名乗りたければ、もちろんそうすればよろしい。 だが、そうしたくないもの同士が不便を強いられる必然性はもはやどこにもない。住基ネットがあるんだから、税金など行政面での対応はコンピューターでつつがなく行なえる。世帯登録用データベースを作って、その中に家族のIDリストさえ保持しておけばいいのだから。
さっさと別姓選択を認めろ。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-03-12)
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