彼らの主張はいたるところ矛盾に満ちている。いかなる彼らの主張も私は完全に論理的に粉砕して見せられる。というわけでとりあえず、過去の落とし前をつけておこうか。
http://ch.kitaguni.tv/u/4568/blog%a4%c7%bd%d0%b2%f1%a4%c3%a4%bf%b0%d5%b8%ab/0000067516.html のコメントへのコメントである。
ま、産経とかの主張の是非はおいておいて、彼らが「国が崩壊する」っていうときは彼らが言うところの『道徳』とやらがおかしくなるということですよね。で、モーレツ社員とやらは「会社の『道徳』とやらを高めたのか」といえば「むしろ逆だったはず」なのではないでしょうか。そうかな? かれらは文字通り「国が崩壊する」といっているのであって、それ未満でもなければそれを超える話でもない。別に道徳に話を限定してはいないと思うぞ。一方、モーレツ社員が会社の維持・拡大に大いに活躍したことを認めぬものは少ないだろう。これにより、少なくとも下記の主張は現実に即していないことが示されるわけだ。
厚生労働省によると、児童相談所への児童虐待の相談件数は平成十四年度、二万三千七百件を超え、十二年前の二十倍以上に増えた。家庭崩壊は地域社会の崩壊、やがて国の崩壊となる。今後は、家族の絆を強める方向での法改正や教育が必要である。このように、私の主張は私の設定した主題に即して論理が完結している。産経の問題の社説はその意図するところに反して、論理が整合していない。
>さらにこの主張には、もう一つ大変おかしな点がある。通称使用なら問題なしとしているところだ。 という部分と、そこに続く説明に関しても違和感を感じます。たとえば旧姓の「通称使用を認める立場」ってのはおっしゃるような妙ちきりんな解釈をしなくても普通に理解できるものだと思うのですが。いいえ。できません。
実際、学校などで「佐藤君のお母さんは山田さん」を大々的にOKにして大丈夫、ってところまではまだまだ社会的な同意が無いですよね。すでにここに大きな矛盾が生じていることに気がつかんかなあ。
もう一度よく読んでもらいたい。
よろしいか。
彼らは通称での別姓なら問題ないといっているのですよ。これすなわち「佐藤君のお母さんは山田さん」でもいいんだよ。といっているのと同値でしょうがよ。 すでにここには同意があると彼らは認めちゃっているのだ。その上で、あろうことかそれを論拠として、いわゆる別姓選択に反対しているのだ。では別姓選択と通称使用の違いは何かと探してみると、どう考えてもそれは一つしかない。そこで「そんなに婚姻届が重要なのか?」という疑問が出てくる。オカルト云々は確かに筆を遊ばせすぎたかもしれないが、要するに「実質的に違いのない通称使用は認めておいて、別姓選択制度に反対することには矛盾があり、彼らはそれを説明できていない」ということ。これをネタとしか読んでもらえないのは残念だな。
明らかに彼らの主張には矛盾がある。私の主張は論理が一貫している。
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本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-04-07)
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