分類は認識の基本である。ということで議論の技の分類体系構築を考えているのだが。
実は、そんなことを着想するに至ったきっかけとなったネタがある。 以下のURLに掲げてある「詭弁の見抜き方」がそれだ。 http://ecos-h8.sourceforge.jp/sogwipo/pukiwiki.php?%5B%5B%EB%CC%CA%DB%A4%CE%B8%AB%C8%B4%A4%AD%CA%FD%5D%5D
2-3年前に2ちゃんねる(?)で大きな話題を読んだらしい。これを最初に考え出したのが誰で、どこにどういう形で公表したのかははっきりしない。ネット上の「議論」でありがちなパターンをいくつか抽出しリストアップしただけだが、それを吟味するだけでも随分と思索の推進となる。なかなか有意義なコンテンツだといえるだろう。
しかし分類体系としてはまだまだ改良の余地ありだ。まず網羅性に欠ける。細かく見れば、もっといろんな「技」が存在するのであり、どうせならそれらを一つ残らずリストアップしてやろうという姿勢が欲しいところだ。また、論理的な整合性にも疑問がある。たとえば5と13は内容がダブっているような気がする。8は「詭弁」ではない。
それぞれの項目にきちんとした定義を与え、その内容の類似性に着目して階層的な分類体系を構築してみてはどうかと思うのだ。それが一応の完成をみたとき、議論の技に関する考察は飛躍的に深まっているはずである。
本エントリーの初出:チャンネル北国TV (2004-10-07)
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