カキが安くなっているらしい。
広島に次ぐ出荷量で、生食用を中心とする宮城県では、価格の下落が特に深刻だ。例年なら1キロ2000円を超す時もある単価が、今週は600円台に。出荷量も例年の半分に近い。
先週ジャスコで見たときには「今年はカキが高いなー」と思っていたのだが、ここのところのノロウィルス騒ぎでもしかしたら売値も下がっている? 要チェックだな。
カキが安くなっておれば、今日はカキ鍋がよかろう。
鍋料理というのは手間をかけずにさまざまな食品を摂取できるきわめて合理的な料理だ。
その中でも牡蠣鍋はもっとも手間のかからない鍋の一つといえるだろう。
土鍋に湯を沸かし、野菜やキノコを適当に細かくちぎったやつを入れ、クノールか味の素のスープの素をひとかけら投入。ない場合はしょうゆと砂糖を代わりに入れる。
白菜の芯がやわらかくなってきたところでカキを放り込み1-2分おく。これで豪華な牡蠣鍋の出来上がり。具が豚肉などの場合、しっかり煮込んでやらねばまずいということにもなるが、カキは何しろ生でさえ食えるほどであるから、ほとんど煮なくていい。逆に煮すぎるとまずくなるから野菜よりもあとで鍋に入れる。したがって煮炊きにかかる時間も短くてすむことになる。忙しいときでもこれならなんとかなる。
最初からカット野菜のパックを買ってくれば包丁を取り出す手間すら要らない。こういうのを至高の男料理というのである。
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