先週(3月3日)伊豆半島小旅行を敢行した。伊豆半島各所で桜が見ごろであった。
今年は暖冬の影響で全国的に桜の開花が早まると予測されていて、東京のソメイヨシノなどは3月18日開花の予想という。
それより一足先に伊豆半島は桜が満開。だいたい伊豆半島にはあちこち早咲きの桜があって、今年に限らずいつも2月には桜が咲き始めるのである。早咲きの桜もいくつか品種があって少しづつ開花時期が違う。伊豆半島は桜の多様度では日本有数の地域であって、春先は半島のどこかでちがう桜が咲いている。
!2 伊豆高原
伊豆急行伊豆高原駅前はちょっとした公園のようになっていて桜がたくさん植えられている。3月3日の時点でちょうど満開だった。
!2 河津
伊豆半島の早咲きの桜として現在おそらく最も有名なのが河津桜である。ピンクの色が濃いのが特徴で、しかも咲き始めのほうが色が濃いため、満開よりは少し前の方がもっとも花見に適しているとのこと。こっちは今年は2月末に盛りを過ぎてしまったようだ。ただ、ソメイヨシノのように一斉に咲いてあっという間に散ってしまうことはなく、かなり花の持ちが良いこともあり、盛りは過ぎていてもそれなりに花見は楽しめる。
河津桜は昭和30年代に発見されたばかりで、花見の対象としての歴史は新しい。
!2 下田
下田市街の外れの寝姿山の桜も満開と聞き足を伸ばした。寝姿山は伊豆急行の終点である下田駅から徒歩3分のところから乗れるロープウェーを利用して上る。かつて下田には事情があって足繁く通ったものだが、当時は海ばかり巡っていて、寝姿山に登ってみるのは今回がはじめてである。
真っ白な花びらの桜。この桜は写真館の玄関先に単独で在る。
早春の伊豆半島は良い。今回は車で出かけたが、道路が貧弱なので本当は伊豆急行の列車旅のほうが良い。特に伊豆急行車両の「リゾート21」は一度乗ると病み付きになるのである。などといいつつ、考えてみると私が最後にそれに乗ったのはもう12年も昔である。
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