安倍内閣の支持率がついに30%を切った。
ふつうに考えればもう安部は駄目だということになるが、ここまで徹底的に駄目ダシされると反発が怖い部分もある。
つまり、「安倍さんだって一生懸命やったんだ、もうそろそろ許してあげようよ」などとヌルイことを考え出す有権者が出現しないとも限らないというのが私の懸念だ。
安部内閣に同情など無用だ。安倍晋三は総理の器では所詮なかった。若者の無鉄砲さと年寄りの頑迷さを兼ね備え、いわば悪いところ取りのハイブリットというのが安倍慎三の正しい評価だろう。
従軍慰安婦問題への発言などはそれが良く現れている。ちょっと反発が出るや、本音ではないくせに「河野談話」を継承すると胸を張って見せ、そのくせ一方で「狭義の強制性」などと定義不明な言い訳をしてコトをこじらせた。喧嘩するなら勝利への戦略や退却路をきちんと確保しておくべきだった。その見込みがないなら始めから喧嘩など仕掛けなければ良いのに、沈黙を通すこらえ性もないのだ。馬鹿の癖にプライドが高すぎるのだろう。
苦労知らずの世間知らずだから「残業代に期待するのは止めて夜は子作りに励めばいい」といわんばかりの噴飯物のコメントも飛び出す。みんながどれだけカネの問題に敏感になっているのかを肌で感じ取れないから「松岡大臣は法律にのっとって正しく行動している」などと言い切って平然としていられる。
そんな安部内閣の支持率がゼロまでは落ちていないというのは驚くべき事態だ。残り20%の有権者たちは、安倍なんかのどこに期待を残しているのか。いや、一部サンケイ新聞系のウヨを例外として、さすがに彼らだって特に「期待」はしていないのではないか。たぶんに感情票・同情票であろう。これは許されないノリである。民主党にもいろいろ問題はあるが、今回こそは自民党に厳しい審判を下さなければ駄目だ。ここで判官ビイキ票を自民党に投じる奴はまさしく国賊である。
ブログを巡回してみると、安倍さんは一生懸命人の話をきく努力をよくしているのだから国民ももっと支持するべきだなどと、驚天動地な主張を展開している馬鹿もいるくらいだ(強行採決のニュースなどは都合が悪いから彼らは読まないのだろう)。マスコミのバッシングが彼らをおかしな方向に活性化しないことを祈りたい。
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