東京が落選して間もないというのに、今度は広島・長崎が立候補だそうだが、大丈夫か。
お金も問題は言うまい。だが、基本がおろそかにされすぎているように思える。
http://www.asahi.com/sports/update/1010/TKY200910100271.html
広島市と長崎市は、20年夏季五輪の開催都市に共同で立候補する方向で検討に入った。両市長が11日に発表する。第2次世界大戦で原爆を投下された両市が共催という形で立候補すれば、五輪憲章が掲げる「平和」の理念を世界にアピールできる。
東京は環境環境と叫んだようだが、環境も平和もスポーツとは直接は関係ないのではないか。競技者にとって、あるいは観戦者にとってどんなに優れた会場を提供できるかが一番目のアピールポイントであるべきと思うのだが、私は何か間違ってるか?
広島も長崎もいい町ではあるが、仮に分割開催となったとき、選手や観客はどうやって会場間を行き来すればよいのか。飛行機でも空港から空港まで1時間はかかる。競技場・宿舎から空港までのアクセスを考えればさらに1時間は必要だろう。ヘリでピストン輸送でもする気だろうか? はじめから長崎会場での競技に出る・観戦する人は長崎にしか行かず、広島もまた同様というのでは、共催の意味がないであろう。
オリンピックの招致合戦が何か熾烈であるようだが、なぜそうまでして、と思う。多大な労力と金の無駄遣いだ。次回から、開催都市決定は上位20都市ぐらいの中から阿弥陀くじで決めることにしてはどうだろう。
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